熊本の復興を願い、熊本の空にブルーインパルスが元気を届けにやってきてくれました。
前日のリハーサルでも多くの人があつまり、本番の4月23日には熊本のメイン祭り「火の国まつり」の花火大会以上の人手になりました。
心配されたお天気も雲ひとつない快晴で、ブルーインパルスが持っている「強運」を見せてもらったように思います。
たくさんの人が集まった熊本城二の丸公園で11時すぎからやってくる「ブルーインパルス」を待ちながら、輝く春の空をみんなで見上げていました。
この日だけはみんながみんな上を向いて笑っていました。
ゴーーーーーーーっという音ともにやってきました。震災の奇跡「ブルーインパルス」が6機編成でやってきます。
安全を考慮しての展示飛行ということでしたが、それでも圧巻の飛行をみせ、会場のボルテージは一気に上がります。
旋回するたびに「おーーーっ!」「すげーー!」という歓声があちこちから聞こえてきます。拍手も涙もあります。
多くの人々の心に操縦士の想いが届きました。
本当にありがとうございました。
前日のリハーサルのときに、感慨深そうにブルーインパルスを眺めているこの方。
御年93歳。
昭和39年の東京オリンピックのときに、五輪を空に描いた「ブルーインパルスF86F」の隊長機を操縦されていた方だそうで、後輩たちの輝かしい活躍と温かい心に感無量といった面持ちで春の空を眺めていらっしゃいました。